防水工事には、大きく2種類の方法があります。
どの方法が適しているのかは、建物の構造や防水機能の劣化状態などで異なってきますので、
詳細に現地の調査を行い、お客様の建物に最適なご提案を行います。
シート防水
塩ビシート
耐衝撃性や耐摩耗性に優れたシートです。
施工期間が短く、主に改修工事などに用いられます。
他の防水方法と違い、塩ビシート防水は基本的にメンテナンスが必要なく、
長期間にわたり美観が維持でき、耐震に優れているという特徴もあります。
施工前 | 施工中 | 施工後 |
ゴムシート
軽量で安価に施工できるゴムシート。伸びがあるため耐久性に優れていますが、
シートが薄いため衝撃に弱いという面もあります。
5、6年ごとに保護塗装をすることで防水性の保持を長期間実現します。
ウレタン塗膜防水
ウレタン塗膜防水工事は、ゴムシートなどを貼るシート防水などに比べると、複雑な形状でも
簡単に施工ができる点、つなぎ目の無いシームレスな塗膜で美観に優れる点などが特徴です。
また、改修時に建物の傷み具合や利用方法に最適な防水層を提供でき、改修工事用として需要が多いです。
施工前 | 施工中 | 施工後 |
AGCポリマー建材株式会社 http://www.agc-polymer.com/
株式会社ダイフレックス http://www.dyflex.co.jp/
保土谷バンデックス建材株式会社 http://www.hodogaya.co.jp/hvc/
FRP防水
FRP防水は、ガラス繊維にポリエステル樹脂を含ませて強化した防水膜(FRP:繊維強化プラスチックス)を
使用しているため、防水工事の中でも非常に優れた耐久性を持っています。
硬い材質でキズが付きにくく、キズが生じてもその箇所のみを補修することができます。
しかしながら、材質の硬さゆえに、ヒビが入りやすいという点もあります。
熱や化学薬品にも強く、住宅での使用に留まらず、強い紫外線にさらされる屋上や
工場などで用いられています。
改質アスファルト
改質アスファルト防水工事とは、アスファルトに合成ゴムなどを混ぜて低温での柔軟性を高めた材料を
シート状にしたものをバーナーであぶり、溶かしながら下地に張り付けていくトーチ工法や、
自着タイプ冷工法(常温工法)とがあります。
改質アスファルトはシート状になっているため、アスファルトを釜などで溶かす作業がなく、
煙や臭いなどがほとんど発生せず、アスファルト防水に比べ施工の手間も掛からず、
工期の短縮・コスト削減に優れており、環境面でも優れていると言えます。
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